介護保険の還付金があるなどと言って沖縄本島中部の60代女性から149万円をだまし取ったなどとして、県警は18日、住所不定無職の容疑者（23）を電子計算機使用詐欺と窃盗の疑いで再逮捕した。いわゆる「出し子」役だったとみている。容疑者は「詐欺グループがだまし取った金だと分かっていたが、詳しくは分からない」と容疑を一部否認しているという。
発表によると昨年12月18日、何者かと共謀の上、被害女性の携帯に電話し「介護保険の還付金がある」などと伝え、ATMを操作するよう指示して149万円を振り込ませ、名古屋市内のATMで99万円を引き出した疑いがある。
容疑者は県内で昨年12月中旬から約30件発生した還付金詐欺で、出し子役だったとみられる。被害総額は少なくとも2千万円に上るという。
