ウニオンがベッカー後釜を確保! セルヴェット主砲ベディアが加入

U-17コートジボワール代表時代のベディア[写真:Getty Images]

ウニオン・ベルリンは18日、セルヴェットから元コートジボワール代表FWクリス・ベディア(27)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間などに関する詳細は明かされていない。

同日にスリナム代表FWシェラルド・ベッカー(28)がレアル・ソシエダに完全移籍したウニオンは、その後釜としてスイス・スーパーリーグで確かな実績を残していた元コートジボワール代表FWを獲得した。

ブンデスリーガ初挑戦となる190cmの左利きのストライカーはクラブ公式サイトを通じて新天地での意気込みを語った。

「僕にとって、メジャーリーグの一つでプレーすることは常に大きな夢だった」

「僕は今、ウニオン・ベルリンという多くの人々にインスピレーションを与える歴史に満ちたクラブの一員となった。自分の強みを活かしてチームを助け、野心を持って毎日チームをサポートしたいと思っているし、少しでも貢献できればと思っている。クラブの成功に向けてゴールを決め、ウニオンをトップリーグに維持させ続けたい」

フランスのトゥールでキャリアをスタートしたベディアは、2016年にベルギーのシャルルロワへ完全移籍。以降はトロワやソショーなどフランス、ベルギーのクラブへの武者修行も経験。その後、2022年1月にセルヴェットへ活躍の場を移した。

その新天地では昨シーズンのスイス・スーパーリーグで23試合12ゴールの記録を残し、クラブのヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に貢献。今シーズンここまではリーグ戦10ゴールなど公式戦29試合16ゴールの数字を残していた。

快足アタッカーのベッカーとはタイプは異なるものの、190㎝の長身とフィジカルを活かした空中戦の強さ、ボックス内での決定力に加え、馬力のあるオープンスペースでの仕掛けなどブンデスリーガでも十分に結果を残せる資質の持ち主だ。

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