維新と前原新党の共同会派結成は既定路線だった?京都市長選挙への影響を解説!選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2024年1月18日に公開された動画のテーマは……維新と前原新党が共同会派結成!今後は?

ゲストにJX通信社代表の米重克洋氏をお招きし、維新と教育の今後について語っていただきました。

京都市長選挙への影響は?

【このトピックのポイント】
・教育無償化を実現する会は今後どう支持を固めていくかが課題
・村山氏の推薦取り消しで維新の京都進出の夢が遠のく
・京都市長選挙は松井氏有利の構図に

日本維新の会と教育無償化を実現する会 統一会派結成で合意

昨年12月に結成した「教育無償化を実現する会」は1月15日、日本維新の会と衆参両院でそれぞれ統一会派を結成することで合意しました。

MC千葉佳織「この動き、予想していましたか?」

米重氏「そうですね。これは既定路線というか、永田町で10人に聞けば10人がそう思ってたんだろうなという結果だと思いますね」

教育無償化を実現する会という党名は野党が一致できる政策テーマから名付けられていると米重氏。他党勢力の中でも特に維新との連携姿勢は当初からはっきりしており、次の衆院選で両党が一体となって戦うこともイメージしているのでは、とコメントしました。

さらに、米重氏は教育無償化を実現する会が今後どのように支持層を作っていくかが今後の課題になると指摘します。

実際、前原誠司氏らの離党によって国民民主党の支持率にマイナス効果があったわけでもなく、教育無償化を実現する会の支持率が高まっている気配も見られません。

米重氏「国民にどう理解を得ながら選挙までつなげていくのかということですよね」

新党が知名度や支持率を上げる方法についてMC千葉が問うと、米重氏はこれまで多くの新党が消えてきたことに言及し「上げる方程式みたいなものはあまりないのが正直なところ」とコメントしました。

統一会派を結成したことで両党は国会内では足並みを揃えて活動していくことが予想されます。選挙区調整を進めていくとのことで、今後の動きに注目です。

一方で、この連携に水を差すような話題も上がっています。

維新と教育 京都市長選挙候補の推薦取り消し

1月13日、日本維新の会の馬場伸幸代表と教育無償化を実現する会の前原代表は記者会見を開き、京都市長選挙で立候補を表明している村山祥栄氏の推薦を取り消したと発表しました。

村山氏が開いた政治資金パーティーが、実態の伴わないものであった疑いが生じたことがその理由です。

米重氏「維新にとって京都の壁は高いな、という印象を改めて持った出来事でしたね」

京都で首長を立てることに苦心してきた維新の会は、公認候補が敗北した八幡市長選挙の反省を活かし、京都市長選挙では市内で知名度の高い村山氏を推薦。

米重氏も「村山さんが当選していた可能性は高い」と分析しましたが、今回の推薦取り消しで村山氏は不利な状況に立たされることになりました。

これまで、京都府議会・市議会で共同会派を作るなど京都進出の準備をしてきた維新も、その実現は見送ることとなりそうです。

ただ、村山氏の件を受けて維新と教育のほか、国民と京都党での4党共同記者会見をしたことについて、米重氏は「この4党の枠組みは維持するんだという当事者の気持ちを発信した場だった」とコメント。

「改めて京都で一歩一歩積み上げていかないといけないというのが維新の非常に厳しい状況」と続けました。

今後の京都市長選挙については、共産対非共産という観点から、無所属で立候補予定の福山氏が共産以外の支持層を固めていけるかどうかがポイントになると米重氏。

また、松井氏が推薦を受けている自民・立憲の支持層と、自主投票になった維新や京都党の支持層を取り込めるかどうかも見どころです。

米重氏「門川市政をどう評価するかも1つの争点として注目されてくると思うんですけれども、全体として政党間の構図で見ると松井さんに分がある選挙になってきたなという感じはします」

動画本編はこちら!

京都市長選挙で推薦取り消し!維新と教育はどうなる?

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