全障スポ目指し練習会 バスケ、ボッチャ レベルアップ図る

嬉野高との練習試合でシュートを放つ知的障害者男子バスケットボール県チームの選手=嬉野市中央体育館U-Spo

 佐賀県で今年開催される全国障害者スポーツ大会(全障スポ)に向け、育成指定選手を対象とした練習会が13、14の両日、嬉野市と佐賀市で開かれ、高校生との練習試合などでレベルアップを図った。

 知的障害のバスケットボール男女とボッチャの練習会は14日、嬉野市中央体育館U-Spoで開かれた。バスケットボール男子は嬉野高と練習試合を行い、選手たちは声をかけ合いながら、相手ゴールを目指して軽快にパスをつないだ。うれしの特別支援学校高等部2年の横山悠太さんは「みんなで声を出してプレーできた。大会までに3点シュートを決められるようになりたい」と抱負を語った。

 ボッチャは立位と座位のペアに分かれ、試合形式で練習した。本番の会場になる同体育館は、床材に衝撃を吸収するゴム製の「タラフレックス」を使っており、選手たちは木材の床とは違うボールの転がり具合を一球一球確かめていた。13日には佐賀市のボウルアーガスでボウリングの練習会もあった。

 全障スポの育成指定選手は、個人と団体で14競技の310人が認定を受けており、練習会は3月まで開催する。4月からはリハーサル大会を兼ねた各競技の予選会がある。(蒲原隆寛)

ボッチャの練習会に参加した選手たち=嬉野市中央体育館U-Spo

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