工業関係の学科で学ぶ高校生らが研究発表 栃木県内12校が参加しプレゼン

 1月18日、工業関係の学科で学ぶ高校生が、日頃の研究の成果を発表する大会が宇都宮市で開かれました。

 大会には工業関係の学科がある栃木県内12の高校から約130人が参加しました。新型コロナの影響で去年(2023年)まではオンラインで開催していたため、対面形式で行われるのは4年ぶりです。

 生徒たちは自分たちが学んでいるそれぞれの分野で研究してきたこれまでの成果を発表時間の13分にまとめ、熱がこもったプレゼンテーションを行いました。

 最優秀賞には宇都宮工業高校機械科の「焚火ラウンジ・シンボルファイヤーの製作~那須の地に煌めく炎を~」が輝きました。那須高原にある星野リゾート・リゾナーレ那須から冬のイベントの象徴となるオブジェの製作依頼を受け、設計から生産まで試行錯誤をしながら完成を目指した過程が紹介されました。

 優秀賞には卓球の製品を手掛ける企業と協力して卓球のウェアなどを製作した足利工業高校と、材料や工具を手で運んでいた手間や労力を軽減するためシニアカーを改造して無人で運べるように自動化した真岡工業高校の2校が輝きました。

 3つの高校は、2月に足利大学で開催される北関東三県の工業高校による研究発表大会に栃木県代表として出場します。

© 株式会社とちぎテレビ