能登半島地震により断水が長期化… 応急復旧に向け宇都宮市職員らが現地へ出発

 能登半島地震により断水が長期化している石川県で水道管の応急復旧を行うため、1月18日に宇都宮市の職員らが現地に出発しました。今回の地震でインフラの復旧に向けた栃木県内からの派遣は初めてだということです。

 石川県志賀町に派遣されたのは、宇都宮市の上下水道局の職員4人と民間の協力会社、宇都宮ヤマイチの社員6人の合わせて10人です。庁舎前には重機や修理用の機械を載せたトラックなどが並び出発式が行われました。

 被災地では、地震による上下水道の破損や水漏れで全域での断水が続いていて復旧のめどは立っていません。

 派遣部隊は現地で水道管の修理などを行うことになっていて、佐藤栄一市長は「被災地の方が望んでいるのは一に水と報道されている。苦労をかけますが被災地に貢献してもらいたい」と激励しました。

 宇都宮市が被災地の水道管の修理で職員を派遣するのは、2007年7月の新潟県中越沖地震以来です。

 職員らは1月19日から24日まで現地で作業にあたる予定で、同僚らに見送られ出発しました。

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