高根沢町の「情報の森とちぎ」に新企業が進出 分譲開始から30年を経て全区画の完了

 1月18日に高根沢町は記者会見を開き、町内にある「ソフトリサーチパーク情報の森とちぎ」に7番目となる企業が進出することを発表しました。これにより、情報の森の全ての区画の分譲が完了しました。

 情報の森とちぎに進出するのは、東京都江東区に本社がある日本ライナーです。日本ライナーは、安全な道路環境に向けた社会インフラの整備を手掛けています。

 情報の森とちぎには、道路の標示材や舗装材、それに道路に線を引く施工機などを開発する「テクノロジーイノベーションセンター」を建設します。

 イノベーションセンターは、約1万5千平方メートルの敷地に、延べ床面積が約1800平方メートルの鉄骨造りの2階建てで2024年8月に竣工の予定です。

 従業員は将来的に30人から50人を見込んでいて、センターでは環境に配慮した脱プラスティックを実現した標示材や、車の自動運転走行に対応した標示材、それにCO2を削減した施工機などの研究・開発に取り組むということです。

 研究開発型の産業団地として1994年に分譲を始めた情報の森とちぎは、日本ライナーの進出により全ての区画の分譲が30年を経て完了しました。日本ライナーを含め7つの企業が操業することになります。

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