訪日外国人の1年間の消費額が初めて5兆円を超えました。また、訪日外国人の数も4年ぶりに2000万人を超えています.。
去年1年間に日本を訪れた外国人の宿泊費などの消費額は、速報値で5兆2923億円でした。これは観光庁が発表したもので、5兆円を突破したのは2010年の統計開始後初めてです。
また、政府観光局が公表した去年1年間の訪日客は推計2506万6100人で、新型コロナウイルス流行前の2019年以来、4年ぶりに2000万人を超えました。国際航空路線の再開や訪日客にメリットが大きい円安が追い風となりました。
政府は今後も訪日客や消費額の拡大を目指し、能登半島地震の被災地の観光復興に向けた支援にも取り組む方針です。地方への誘い込みや、コロナ前に比べて低迷する中国人客が本格的に戻るかどうかが焦点となります。
