両陛下「まなざしはいつも被災地へ」写真で振り返る被災地訪問

11年6月、宮城県の被災地へ。東北3県の被災地へ初めて入られた /(C)JMPA

天皇陛下と雅子さまは能登半島地震の被害に心を痛め、直接お見舞いに行くことを希望されているという。両陛下は、これまでも常に国民の平安を願われて、何度も被災地を訪問し、優しいまなざしで人々に寄り添われてきた。

■2011年 東日本大震災

死者・行方不明者数が2万人を超える大災害。ご療養中だった雅子さまも、度々被災地に足を運ばれ、人々と交流されていた。昨年も両陛下で岩手県を訪れ、復興状況をご視察に。

【’11年4月】

東京都・味の素スタジアムに避難した人々をお励ましに。

【’11年6月】

宮城県の被災地へ。東北3県の被災地へ初めて入られた。

【’11年7月】

震災後、福島県を初訪問。避難所では床に膝をつき被災した方々の話をお聞きに。仮設住宅も視察された。

■2017年 九州北部豪雨

’17 年7月、福岡県と大分県で発生した集中豪雨。福岡県朝倉市や大分県日田市などで観測史上最高を記録(当時)する雨量となり、40万人以上に避難指示が。40人を超す犠牲者が出た。

【’18年9月】

朝倉市の被災者にお二人で手を差し伸べられ、お言葉を。

■1995年 阪神・淡路大震災

両陛下のご成婚から約1年半後に発生。震災3日後、元々日程が決まっていた中東ご訪問に向かわれたが、予定を早め帰国され被災地へ。その後も繰り返し訪問されている。

【’95年2月】

ヘリコプターで被災地に入り、被災現場を視察された。

【’95年3月】

体育館に避難した人々の手を取られ、お話をお聞きになった。

■2019年 宮城・福島 台風第19号

10月、九州から東北へ広範囲で河川の氾濫やがけ崩れが発生。お代替わりの行事が続くなか、両陛下は災害状況を気にかけて、現地を訪れることを強く望まれた。即位後初の被災地ご訪問となった。

【’19年12月】

福島県本宮市の安達太良川の決壊箇所で説明をお受けに。

【’19年12月】

濁流にのまれ甚大な被害を受けた宮城県丸森町の五福谷地区を沈痛な面持ちで見舞われた。

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