売上高30億円超目指す 小山・SCAT中期経営計画 提携やM&Aに投資、強化

2026年10月期に売上高30億円超を目指すSCATの本社=小山市

 美容サロン向け情報通信技術(ICT)事業などのSCAT(小山市城東1丁目、長島秀夫(ながしまひでお)社長)は18日までに、2024年10月期から3年間の中期経営計画(中計)を策定した。企業連携などを進めて事業拡大を図り、26年10月期の売上高(連結)を23年10月期比で1割以上増やし30億円超を目指す。同社が中計を公表するのは初めて。

 中計によると、売り上げの約60%を占める主力の「美容ICT事業」は、美容サロン向けのPOS(販売時点情報管理)システムや美容用品ディーラー向け販売管理システムの販売と、サロン集客などの支援サービス提供の拡大を掲げた。ユーザーからの紹介を増やしたり、ウェブマーケティングを強化したりして、売り上げを10%以上増やし18億5千万円超を目指す。

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