【大田原】黒羽商工会青年部による「どんと祭」が14日、黒羽向町の那珂川河川公園で行われた。家族連れらが夕闇の中、正月飾りなどをたき上げる炎を見守り、無病息災を願った。
木材で高さ約8メートルのやぐらが組まれ、しめ飾りやだるまなどが入れられた。
神事が執り行われた後、地元の黒羽太鼓が打ち鳴らされた。黒羽中弓道部の2年生10人が火矢を放ち、やぐらが燃え上がった。部長の2年朝野心椛(あさのしんか)さん(14)は「みんなが心を一つにして射ることを考えた。成功したと思います」と話した。
たき上げを見守った市内在住、会社員新江千晶(あらえちあき)さん(39)は「地域のどんと焼きがコロナでなくなってしまい、初めてここに訪れた。1年が始まる感じがありますね」と語った。