「機会があれば可能な限りご説明したいと考えております」 自民党・大野泰正参院議員が取材に答える 裏金事件で19日に立件へ

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件で、東京地検特捜部は19日、参議院・岐阜選挙区選出で安倍派の大野泰正議員を立件する方針です。
大野議員は19日朝、CBCテレビの取材に対し「機会があれば可能な限りご説明したいと考えております」と話しました。

参議院・岐阜選挙区選出の大野泰正議員は、自身が所属する自民党・安倍派のパーティー券を販売した際に、5000万円を超えるキックバックを受けながら、政治資金収支報告書に記載していなかった疑いがあるとみられています。

東京地検特捜部は2023年12月、政治資金規正法違反の疑いで、大野議員の東京と地元の事務所や自宅などを家宅捜索しています。

東京地検特捜部は19日、3つの派閥の会計責任者らや、安倍派に所属する国会議員2人を立件する方針で、このうち大野議員については在宅起訴する方針を固めています。

関係者によりますと、大野議員はこれまでの東京地検特捜部の任意の聴取では自身の関与を否定していますが、立件された場合は自民党を離党する意向を示しています。

大野議員は、けさCBCテレビの取材に対し「機会があれば可能な限り、ご説明したいと考えております」とコメントしました。

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