パラモア、再び公演キャンセル&“次の時代”を予告

パラモアが“不測の事態により”、再び今後の公演をキャンセルしたが心配はいらないようだ。ヘイリー・ウィリアムス、テイラー・ヨーク、ザック・ファロの3人は新曲作りに励んでいるようで、バンド活動が続くことをファンに知らせた。

現地時間2024年1月18日、バンドは「不測の事態により、パラモアはメキシコ・シティの【Vive Latino】、ボゴタの【Festival Estéreo Picnic】、サンパウロの【Lollapalooza Brazil】に出演できなくなりました」とインスタグラム・ストーリーズで報告。声明には、米ナッシュビルのキングス・オブ・レオンがこれらのフェスでバンドの代役を務めることも綴られている。

今回の発表は、パラモアが今年頭にiHeartRadioのイベント【ALTer EGO】への出演を取りやめた2週間後に行われた。当時、SNSのコンテンツを一掃していたため、ファンの間でバンドの未来を心配する声も挙がっていた。だが、最新の声明では、「パラモアは、彼ら(キングス・オブ・レオン)に感謝し、皆さんにご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。皆さんとは次の時代でお会いすることになります」と予告されている。

パラモアは、ライブを立て続けにキャンセルしている理由の詳細や今後の展開についてコメントしていない。そんな中、先日トーキング・ヘッズのトリビュート・カバー・アルバムへの参加をA24と発表していた。このティーザーで、フロントウーマンのウィリアムスはトーキング・ヘッズのデイヴィッド・バーンがライブ映画『ストップ・メイキング・センス』で着用していたような大きなグレーのスーツ・ジャケットを箱から出しており、映像は彼女が歌う「Burning Down the House」のサビで終わっていた。

パラモアは、この夏にテイラー・スウィフトの【The Eras Tour】のヨーロッパ日程のサポート・アクトを務める予定だ。またバンドは、アトランティック・レコードとの契約を終えたばかりで、20年ぶりにフリー・エージェントとなった。

ウィリアムスは、「私たちは本当にラッキーでした。業界なので不満は常にあるけれど、自分たちが本当にラッキーだったことを理解しています」と昨年パラモアが最新アルバム『ディス・イズ・ホワイ』をリリースする前に語っていた。「何かを終わらせる時が来たんだと思います。10代の頃からやってきたのと同じようなことはもうしないということを知る時がきた。新しい本を書き始めるのはとてもいい気分だと思いますね。今の本にもう新しい章はいらない。まったく新しい本。ワクワクしますね」と彼女は説明していた。

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