アンチェロッティ「罰を受けて試合に負けた」 宿敵アトレティコにリベンジ許す

今回はアトレティコに屈したアンチェロッティ監督[写真:Getty Images]

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が悔しさをあらわにした。クラブ公式サイトが伝えた。

10日にスーペル・コパ・デ・エスパーニャの準決勝でアトレティコ・マドリーと対戦していたレアル・マドリー。延長戦の末5-3で勝利していた中、18日に今度はコパ・デル・レイのラウンド16でアトレティコと対戦した。

2度のビハインドを跳ね除け、延長戦に持ち込んだマドリーだが、その前半にFWアントワーヌ・グリーズマンのゴラッソで3度目の勝ち越しを許すと、試合終了間際には痛恨の4失点目。2-4で敗れ、連覇を逃した。

スーペル・コパでは準決勝でアトレティコを破って、そのままタイトル獲得にこぎ着けたが、コパ・デル・レイではやり返され、ラウンド16敗退のマドリー。アンチェロッティ監督は内容こそ良かったとしつつ、ミスの代償を払ったと振り返っている。

「この試合を評価するのは簡単ではない。我々は良いプレーをしたし、最後まで争い、戦い、そして2度のビハインドを跳ね返した。2度のクロスバー直撃や認められなかったゴールなど、多くのチャンスがあった」

「不必要なプレーでリスクを冒し、ボールを失い、その罰を受けて試合に負けた。我々にとって非常に良い試合だったとは言える。さまざまな理由からこれ以上のことができなかった。しっかり回復して日曜日(21日)に勝つことを考えなければならない」

また、アンチェロッティ監督は今シーズン3度目のマドリード・ダービーを互いに全力を尽くした良い試合だったとも評価している。

「アトレティコも我々と同様、多大な努力を見せた。誰も負けるに値しない。我々は負けてしまったが前を向かなければならない。全てを出し切ったし、非難することは何もない。全てのダービーと同じように争いもあるが、最終的には良い試合だった」

3度目のリードを許した延長戦にも言及。独力でゴールを決めたグリーズマンを称賛した。

「延長戦では試合をコントロールできていたが、ボールロストとグリーズマンのファンタスティックなプレーで失点してしまった。チームのレベルが落ちたようには見えなかった。ナチョとカマヴィンガが疲れていたので、フレッシュな選手を2人投入した」

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