「邪気払って」節分豆の出荷ピーク 片付けやすい「小袋福まめ」人気 神戸の吉田ピーナツ食品

節分に向け、フル生産が続く福豆=19日午前、神戸市長田区神楽町2、吉田ピーナツ食品(撮影・長嶺麻子)

 2月3日の節分を前に、神戸市長田区の豆菓子メーカー吉田ピーナツ食品で、福豆の出荷がピークを迎えている。昨年並みの150万袋の出荷を見込み、年末用商品と重なった昨年12月からフル生産を続ける。

 節分向けの商品は、国産大豆をいる定番「福まめ」のほか、「福まめ」を小分け包装した「小袋福まめ」を用意。昨年からは、大豆に抹茶やミルクなどの色付きチョコレートをコーティングした「5色のチョコがけ大豆」も展開している。

 最近は片付けが簡単な「小袋-」が人気。工場内では鬼の面を袋に一つずつ丁寧に付けたり、箱詰めしたりと従業員が作業に追われた。同社営業部の菅原裕也課長(46)は「悪いこと、邪気を払ってもらえるように思いを込めて作りました」と話していた。

 関西を中心にスーパーなどの店頭に並ぶほか、同社の公式オンラインショップでも予約販売している。(大盛周平)

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