全国の国立大に点検指示 付属小の不適切指導で文科省

 奈良市の国立奈良教育大付属小で定められた授業時間の不足や履修漏れなど不適切な指導があった問題を受け、文部科学省は19日、全国の国立大学法人に、大学や付属学校での確認や点検を求める通知を出した。

 盛山正仁文科相は19日の閣議後記者会見で「法令を順守した適切な学校運営が行われるよう、引き続き必要な対応を行う」と述べた。

 奈良教育大によると、不適切な指導は九つの教科や活動で確認され、国語や外国語、道徳で、授業時間がそれぞれ年間30時間前後不足するなどしていた。

© 一般社団法人共同通信社