サントリーが矢巾に新配送拠点 22日に本格稼働、物流効率化へ

 サントリーホールディングス(大阪市)は矢巾町広宮沢に新配送拠点「岩手盛岡配送センター」を設け、22日に本格稼働させる。北東北の酒類・清涼飲料などの在庫保管や出荷機能を集約し、物流の効率化を図る。

 東北最大の賃貸用物流施設「プロロジスパーク盛岡」の1区画(床面積約1万6千平方メートル)を借り上げた。従来は貨物量に応じ北東北の5カ所にある外部倉庫で在庫を保管してきたが、機能集約により倉庫間の貨物移動を削減できる利点がある。

 積み込みや荷降ろしを行うスペースが屋内にあり、雪など悪天候の影響を受けずに作業ができるため労力軽減にもなる。同社によると、新センターの稼働により、運転手や倉庫作業員の労働時間を年間約2万1千時間削減できる見込み。

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