EV部品、技術革新続ける アイシン社長

インタビューに答えるアイシンの吉田守孝社長

 トヨタ自動車グループの部品大手、アイシンの吉田守孝社長(66)は19日までに共同通信のインタビューに応じ、中国メーカーなどとの競争が激化している電気自動車(EV)分野に関し「一定の利益を出すまで長い戦いになる」と述べた。部品などの製造コストを引き下げ、消費者に適正な価格で車を提供するため「イノベーション(技術革新)を起こし続ける必要がある」と強調した。

 アルミを鋳造して車台を一体成型する技術「ギガキャスト」はEV開発で部品点数や工程などを削減でき、収益力向上につながるとして期待がかかる。アイシンは23年10月に既存の設備を利用し、ギガキャストより小規模な構造で試作部品の生産を始めた。

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