相田みつを美術館、28日で閉館 他館での展示や通信販売は継続

相田みつを美術館開館翌年の様子などを伝える下野新聞の記事。当時は銀座にあり、後に丸の内へ移転した

 足利市出身の書家・詩人相田(あいだ)みつを(1924~91年)の作品を展示する相田みつを美術館(東京都千代田区・東京国際フォーラム地下1階)は19日までに、28日で閉館すると発表した。同館ホームページ(HP)によると、同フォーラムの長期大規模修繕工事のためとしている。

 現在、第82回企画展「生きること 書くこと」を開催しており、28日は最終日。他館での展示や通信販売などの業務は当面継続し、今後の詳しい情報などはHPで案内するという。

 独自の書体で表現した「にんげんだもの」などの作品がファンに親しまれた。同館は96年、東京・銀座で開館。2003年、現在地に移転した。

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