ローマのモウリーニョ監督解任に代理人メンデス氏「予想していなかったので驚いた」

代理人のメンデス氏もローマのモウリーニョ監督解任は予想できず[写真:Getty Images]

ジョゼ・モウリーニョ氏のローマ退団について、代理人のジョルジュ・メンデス氏が口を開いた。『フットボール・イタリア』が伝えた。

モウリーニョ氏はローマで3年目の今シーズン、セリエAの20試合消化時点で8勝5分け7敗の9位に低迷。今月10日のコッパ・イタリア準々決勝で宿敵ラツィオに敗れると、続く第20節ミラン戦でも敗北し、リーグ戦3試合未勝利となっていた。

ローマは16日にモウリーニョ氏の解任を決断し、後任にはクラブレジェンドのダニエレ・デ・ロッシ氏を選択。モウリーニョ氏の代理人を務めるメンデス氏はこの突然の監督人事について「予想していなかったので驚いた」とイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』にコメントし、ポルトガル指揮官を支持した。

「ファンはいつだって正しいし、ローマファンだけでなく、彼が働いていた全てのクラブのファンがジョゼを崇拝している」

「彼の良心は明らかだ。たとえインテルやユベントスに比べてローマの戦力が限られていたとしても、自分がよく働いていたことを彼は理解している」

「ローマは9位に沈んでいるが、4位とは勝ち点差『5』で18試合残っている。彼は継続を望んでいたし、たとえ状況が簡単でなくても、うまくやっていけると確信していた」

また、ローマとモウリーニョ氏の契約は今年6月までとなっていたが、メンデス氏は「(契約延長)交渉が一度もなかった」と明言。今後についてもまだはっきりしていないと語っている。

「今(将来について)言うのは時期尚早だ。彼はトップチームの監督だ。いつだってトップチームで働いてきた。彼は優れた監督だし、これまで働いてきたあらゆる場所でそれを証明してきた」

「数カ月前にはサウジのクラブが彼に電話をかけ、とんでもないオファーを出してきた。しかし、彼はローマを愛していたから残ることに決めたんだ」

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