大野被告、内閣委員長辞任 谷川衆院議員は来週辞職へ

 自民党安倍派の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、政治資金規正法違反の罪で東京地検特捜部に在宅起訴された参院議員の大野泰正被告(岐阜選挙区)は19日、参院内閣委員長を辞任した。略式起訴された谷川弥一衆院議員(長崎3区)は来週、議員辞職の手続きを取る。関係者が明らかにした。

 大野被告は国会内で記者会見し、事件への関与を否定した上で議員辞職しない考えを表明。「政治不信を招き、申し訳ない」と陳謝した。谷川議員は「国民、長崎県民の皆さまに深くおわび申し上げる」とするコメントを発表した。近く地元で会見する予定という。

 大野被告と谷川議員は離党届を提出し、19日に受理された。

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