コロナ感染レベル、段階2に迫る 岡山県 入院4割近く増加361人

 岡山県が19日にまとめた直近1週間(8~14日)の新型コロナウイルス感染状況によると、入院者数が前週から4割近く増えて361人となった。4段階の感染レベルで上から2番目となる「段階2」(入院者数373~595人)に迫る水準となっている。

 入院者数の増加は8週連続。県は前週、入院者数が266人となったため感染レベルを「段階0」(入院者数247人以下)から「段階1」(248~372人)に引き上げ、専用の病床30床を確保して対応を強化している。

 県によると、県内84の定点医療機関から報告された感染者数は728人(前週623人)で2割弱の増加。とりわけ10代以下の感染が多く、新学期のスタートなどで感染拡大傾向に歯止めがかかっていない。複数の医療機関では院内感染が確認されているという。

 県保健医療部は無料で新型コロナワクチンを打てる「特例臨時接種」の期限が3月末に迫っていることも踏まえ、「ワクチン接種をはじめとする予防対策をいま一度、徹底してほしい」としている。

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