ダイハツによる自動車の認証不正問題です。未使用車を扱う販売店では、販売台数が急激に落ち込むなどこの地方にも影響が出ています。
豊田市にある未使用の軽自動車を販売する店です。
新車で納車予定でしたが、購入キャンセルになった車もあります。
プルミエ豊田店 宮北悠真副店長:
「お子様が生まれるということで、ハイトワゴン系のスライドドアに変えていただくというご予定でした。安全性能とかも不安というところから、お車のご変更ということになってしまいました。簡単に言うと、あとは本当に納車するだけという状態でしたので状況も垣間見て今回は(販売店が)買取という形にさせていただきました」
2023年、ダイハツの認証不正が発覚してから客足が遠のいているといいます。
プルミエ豊田店 宮北悠真副店長:
「2022年12月ですと販売台数が56台なんですけども、2023年12月は34台になってますね。お客様の来場も3割くらい減っています」
2022年12月の売り上げがおよそ1億円に対し、2023年12月は、およそ6000万円と4割ほど売り上げが落ちました。
ダイハツが、国の認証を不正に取得していた問題では、新たな動きも。ダイハツ「キャスト」とダイハツが製造しトヨタが販売している「ピクシスジョイ」の2車種は、運転席側の側面に衝撃を受けるとドアがロックされ、事故発生時に救出できなくなる恐れがあり、ダイハツは、リコールを検討しています。
リコールが実施されれば、プルミエ豊田店でも対応予定だといいますが。
プルミエ豊田店 宮北悠真副店長:
「リコールの作業が入ってこれば、他の点検のお客様が入れたところにご入庫がいただけないという可能性は十分ございます。本来であればやらなくてもいい作業にはなるとは思いますので、そこに関してはちょっとあまりいい印象ではないですね」
販売店が、今、ダイハツに求めることは。
「不信感っていうのをぬぐい切れないお客様は一定数いらっしゃると思うので、そういったところへのご説明だったりとかそういった部分は果たして欲しいかなっていう思いはあります。今後もうちに対してお車を買いに来てくださる、お客様の客足っていうのが減ってしまう影響もあるのかなというふうには思いますね」