レコードと生歌を聞き比べ 沖縄民謡の重鎮集結 2月3日那覇文化芸術劇場なはーと開催

公演をPRする小浜司(左)と村上佳子主任専門員=16日、沖縄タイムス社

 沖縄民謡界の重鎮が集う公演「ドーナツ盤からの唄声~沖縄民謡最盛期の情熱~」(主催・那覇市)が2月3日午後2時から、那覇文化芸術劇場なはーと大劇場で開かれる。戦後沖縄で発売されたシングル版レコード「ドーナツ盤」の当時の音源と、実際の歌い手の生歌を聞き比べる。出演は上原正吉、宮良康正、大城志津子、照屋政雄ら。ナビゲーターは知名定男。

 なはーとの村上佳子企画制作主任専門員は「若い世代への文化の継承も目的の一つ」と開催の意義を話す。進行役で島唄解説人の小浜司は「歌の素晴らしさと歌い手のオーラをじかに感じてほしい」と来場を呼びかけている。

 入場料は一般3千円、29歳以下1500円、18歳以下500円。

 プレイベントとして、1月21日午後2時から同小劇場で「SP盤からの唄声」がある。ジャズから沖縄民謡まで蓄音機の音色を紹介する。ナビゲーターは山城政幸(蓄音機コレクター)。入場無料で要予約。

 問い合わせは同劇場、電話098(861)7810。

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