「大人がゆったりと時間とスイーツを楽しめる」若者でにぎわう観光街に高級パフェ専門店オープン=静岡・熱海市

近年、若者たちでにぎわう静岡県熱海市で、高級スイーツ店が新たに誕生しました。ターゲットは「大人の客」。コロナ禍を超えた熱海で観光客を取り戻す役割が期待されます。

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1月19日、JR熱海駅近くにオープンした高級パフェの専門店。おしゃれな店内でいただけるのが、見た目もゴージャスなパフェです。きらぴ香や紅ほっぺなど3種類のイチゴに大葉を使ったジェラートなど美しさとおいしさを追求したパフェです。

<客>
「無駄な甘さがなくておいしい」

このほかに、チョコレートをメインにしたパフェや静岡産のイチゴと季節のフルーツを盛り込んだメニューを取りそろえました。

<十全十美 川岸瑞樹店長>
「大人の方向けの熱海の食材や自家製ジェラートを使用したパフェ専門店でございます。」

このパフェ専門店は、和栗スイーツカフェ「生糸」を運営する熱海の老舗旅館「古屋旅館」が手掛けていてます。和栗100%を使用した高級モンブランは、これまでに7万食を売り上げ、熱海の代表的なスイーツとして広く知られるようになりました。

今回の2店舗目には明確な狙いがあります。

<十全十美 川岸瑞樹店長>
「今まで熱海には若者向けのスイーツ店は大変多くあったのですが、大人がゆっくりと時間と空間を楽しんでスイーツをいただく店が熱海には少なかったので、より観光に来てくれる方や地元の方にもゆったりとした時間とスイーツを楽しんでもらえる店ができればと、この店をオープンしました」

あえて高めの価格を設定することで大人の客を誘う戦略です。高級スイーツ店には、ここにきて追い風が吹いています。熱海を訪れる観光客は、新型コロナの影響で一時期、落ち込んだものの、2023年度は10月までの7か月間で180万人を超えるなど回復傾向にあります。

<十全十美 川岸瑞樹店長>
「静岡県の食材を使用して熱海のお店ともコラボレーションして、静岡の魅力や熱海の価値の向上を発信していく店にしていきたい」

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