“韓国映画初のカンヌ映画祭進出”イ・ドゥヨン監督、本日(1/19)死去…享年82歳

写真=韓国映画データベース

「糸をつむぐ女」(1983)で韓国映画として初めて「カンヌ国際映画祭」へ進出したイ・ドゥヨン監督が死去した。享年82歳だった。

本日(19日)、映画界の関係者によるとイ・ドゥヨン監督は同日の午前3時頃、ソウル市内の病院で死去した。故人は昨年から、肺がんで闘病中だったという。

イ・ドゥヨン監督は1941年にソウルで生まれ、東国(トングク)大学校経済学科を卒業した。1970年にロマンスドラマ「失われたウエディング・ベール」を通じて監督としてデビューし、「龍虎大領」「帰ってきた一本脚の男」「憤怒の左足」「続・帰ってきた一本脚の男」「背信者」などのアクション映画を制作した。

1981年に映画「避幕」を通じて「ベネチア国際映画祭」で特別賞を受賞し、1983年には「糸をつむぐ女」で韓国映画としては初めて「カンヌ国際映画祭」に招待された。

このほかにも1980年代にセンセーションを巻き起こした成人映画「桑の葉」(1985)をはじめ、「業」(1988)、「黒い雪」(1990)、「偉大なハンターGJ」(1994)、「愛」(1999)などを演出し、2003年にはナ・ウンギュの「アリラン」をリメイクするなど、様々なジャンルで活躍した。

遺体安置所はソウル大学病院の葬儀場で、出棺は1月21日に行われる。

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