「ウクライナ危機」表記を修正 ロイター通信のウェブサイト

 【キーウ共同】ウクライナメディア「ウクラインスカ・プラウダ」は19日、ロイター通信がロシアによるウクライナ侵攻をウェブサイトで「ウクライナ危機」と表記していたとして修正を求めたと明らかにした。「ウクライナ危機」の表現はロシアの公人や主要メディアが侵攻を正当化するために多用しているプロパガンダだと訴えた。

 ロシアのプーチン大統領は侵攻を「ウクライナ危機」と表現してきた。ロシアとは関連がないウクライナの国内問題と印象付ける狙いがあるとみられる。

 ウクラインスカ・プラウダによると、問題となったのはニュースを分類する項目の表記。ロイターは指摘を受け「ウクライナとロシアの戦争」に改めた。

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