[新コンセプト]ジグを泳がせるメソッドに最適化したHOTSの新ロッド。バンクショットSBS-62XULが間もなく登場!

オフショアゲームにおいてロッドやメタルジグなど総合的にアイテムをリリースする「HOTS」の新ロッドがリリースされる!2023年12月16、17日に大阪市鶴見区で開催された「ジギングフェスティバル」会場でスタッフが見つけた注目アイテムだ!

●文・写真:山本克典 ●写真提供:HOTS ●外部リンク:HOTS

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ジグを自然に泳がせることで、より釣りやすくなった。

2023年10月のテスト釣行(HOTSブログ)より

オーソドックスな青物ジギングのスタイルは、硬めの竿でジグをバシバシ動かすイメージだが、HOTSから2024年新たにリリースされる「バンクショット・Lシリーズ」は、柔らかさが特徴だという。開発を担当したフィールドアドバイザーの永井誠一さんにお話を聞いてみた。

永井「青物ジギングというと、激しくシャクって間合いで食わせるイメージがまだまだ強いと思います。私が提唱しているのは、それとは真逆の釣り方。ジグをシャクらないで自然に泳がせるんです。このメソッドに対応したロッドがこれまでなく、今回リリースさせてもらうことになりました」。

永井「ジグを泳がすというのはジグを任意のレンジでキープして、潮の流れに乗せてひらひらさせるイメージです。今回紹介するバンクショット・Lシリーズは全部で3モデルあるのですが、この62XULは中でも一番柔らかいモデルになります。ジグを自然に泳がせるには、この柔らかさが重要になるんですよ」

シャクりだけでは厳しい時に

永井「従来のシャクりの釣り方を否定するつもりはありませんが、シャクりだけでは反応がない時にジグを泳がせる釣り方ができれば、釣果が変わってくると思います。シャクりを主体に設計されている竿では、泳がせる釣り方が困難なので、使い分けてもらうのがいいと思います」。

永井「シャクり続けるのって疲れるじゃないですか。疲労から集中力が途切れることも多いですよね。結果、せっかくのアタリを逃してしまった経験がある方も多いでしょう。ジグを泳がせるメソッドだと体への負担も少ないので、集中力が持続しやすいですし、魚が掛かってからのやり取りに体力を温存できるというメリットもあります」。

リールのパワーでジグを寄せる

一見するとロッドの長さとは不釣り合いなほど大きなリールを合わせていますが、それも何か理由があるのでしょうか。

永井「今回紹介している62XULは6ft2in、先ほども述べたとおりとても柔らかいロッドになっています。これに合わせているのが20000番のスピニングリールですので、長さや太さとは一見不釣り合いに思われるかもしれません。ですがジグを泳がせるメソッドは、リールの巻き取り力でジグを寄せる(動かす)必要が出てくるので、大型のスピニングリールを使用しています。パッと見でアンバランスなセッティングに見えるかもしれませんが、リールがやや前方に装着されるようなっているので、ロッドが曲がった時にベストなバランスになるよう設計されています」。

永井「ただし、バットパワーがあるので大物を寄せることは問題ありません。またリールの巻き取る力が強いので安心してやり取りできます。このようにジグを泳がせて、魚を掛けてからキャッチするまでをトータルに考えると、硬いロッドでは弾いてしまってうまくできません。そこで必要になってくるのがこのロッドです。柔らかいロッドの副産物というか、テストしていて分かったことはなぜか魚が暴れすぎないんです。だから結果的にキャッチ率はかなり高いです。開発テストでは合計1t以上の青物をキャッチしましたから(笑)」

  • スペック:6ft2in
  • 発売時期:2024年1〜2月予定
  • 価格:未定

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