ヘイダーの移籍が決定 FAリリーフ投手市場がいよいよ本格化か

球界屈指のクローザーであるジョシュ・ヘイダーがアストロズと5年9500万ドルの大型契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。まだFA市場には、ロバート・スティーブンソン、ライアン・ブレイジャー、アロルディス・チャップマン、デービッド・ロバートソン、マット・ムーアといった優秀なリリーバーが多く残っているが、FAのリリーバー市場があまり動かなかったのは、ヘイダーの契約がなかなか決まらなかったことが原因だとみられている。ヘイダーの契約が決まり、リリーバー市場の動きも本格化しそうだ。

多くのチームからの関心が報じられているのは、昨季途中にレイズへ移籍したあと、42試合で防御率2.35の好成績を残したスティーブンソンだ。MLBネットワークのジョン・ポール・モロシ記者によると、ドジャース、メッツ、フィリーズがスティーブンソンに興味を示しており、ほかにもヤンキースやレッドソックスが獲得を狙っているとみられる。

一方、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者によると、ヤンキースはスティーブンソンだけでなく、ヘクター・ネリスの獲得も狙っているという。昨季のネリスは自己最高のシーズンを過ごし、アストロズで71試合に登板して防御率1.71をマーク。ヤンキースはワンディ・ペラルタとの再契約も検討しているようだが、ペラルタはメッツの補強ターゲットにも名前が挙がっている。

ブレイジャーは昨季途中にドジャースへ移籍したあと、39試合に登板して6失点(自責点3)に抑え、防御率0.70をマーク。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、少なくとも6チームがブレイジャーの獲得を狙っているようだ。

ヘイダーに興味を示していたとみられるカブスは、絶対的守護神を手に入れるために、トレード市場に目を向ける可能性がある。「670・ザ・スコア」のブルース・レバイン記者によると、カブスはエマニュエル・クラセ(ガーディアンズ)に興味を示しているという。ヘイダーが市場から消えた今、クラセ獲得に向けた動きを本格化させていくかもしれない。

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