飲食代の領収書を偽造 勤務先から42回計730万円をだまし取る 61歳の沖縄県環境科学センター元専務理事を逮捕

 沖縄県警浦添署と県警捜査2課は18日、飲食代の領収書を偽造し、勤務先から約730万円をだまし取ったとして、一般財団法人・県環境科学センターの元専務理事の容疑者の男(61)=浦添市=を詐欺の疑いで逮捕した。「金額は分からないが、だまし取ったことは間違いない」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は2017年5月~21年5月の間、浦添市の同センターで偽装した領収書を使い、42回の請求で計730万円をだまし取った疑い。

 署などによると、容疑者は県内約30店舗で飲食代を立て替えたと見せかけ、領収書を偽造していたという。捜査で、領収書記載の日付には店が開いていなかったことなどが判明した。同センターによると、容疑者は21年に懲戒免職となった。18日時点で、容疑者からの返金はないという。

(資料写真)パトカー

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