カリーレ監督契約問題 V長崎、FIFAに提訴へ

 サッカーJ2のV・ファーレン長崎は19日、ファビオ・カリーレ監督(50)の契約問題で、ブラジル2部のサントスとカリーレ氏、3人のブラジル人コーチを国際サッカー連盟(FIFA)に提訴すると発表した。
 カリーレ氏は、V長崎との監督契約を更新した後、昨年12月に母国ブラジルへ帰国。その後、サントスの監督就任の意向を示し、サントスが同氏の就任を発表した。
 今月12日に両クラブが会談を行い、V長崎は契約破棄による違約金の減額など要請を受けたが拒否。サントスは再度検討するとしていたが、日本時間の13日未明に同氏をブラジルサッカー連盟に監督として登録したと一方的に発表した。
 V長崎は、これまでサントスに正式な契約手続きを再三求めてきたが19日時点で正式なオファーは届いていないという。「これ以上協議を続けても、当事者間による解決は不可能と判断した」としている。

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