本州一寒い薮川で「氷の世界」 盛岡、2月25日までイベント

人気展示の「氷の洞窟」。巨大な氷柱が神秘的な世界を演出する=19日、盛岡市薮川

 20日は二十四節気の大寒(だいかん)。一年で最も寒い時季とされる。盛岡市薮川の自然体験施設まほら岩手(久保田梓所長)は同日から、本州一の寒さを生かしたイベント「氷の世界」を開く。

 氷の造形やイルミネーション、氷上体験など多彩な企画をそろえる。人気の「氷の洞窟」は高さ5メートル、幅10メートル、奥行き20メートルで、ライトアップされた幻想的な雰囲気を楽しめる。「氷の城」はチャペルの空間を演出し、氷のグラスで飲み物を味わえる。

 スタッフの竹嶋碧(みどり)さん(36)は「暖冬で今年ほど準備に苦労した年はなかった。氷像を倍以上にして見どころは増えている」と来場を呼びかける。2月25日まで。

© 株式会社岩手日報社