日立製作所創業、小平の生家見学 栃木・合戦場小の4年生 郷土の偉人学ぶ

生家の敷地内にある井戸を覗き込む児童たち

 【栃木】合戦場小の4年生51人が17日、市出身で日立製作所の創業者小平浪平(おだいらなみへい)の生家を見学した。

 同校の児童は、生活科などの授業の一環で、地元の偉人である小平について学んでいる。見学は小平の誕生日である1月15日にちなんで毎年この時期に行っている。

 小平の顕彰活動を行う地域コーディネーターの漆原康史(うるしはらやすし)さん(49)が生家を案内し、小平が今年、生誕150年であることなどを説明した。

 児童たちは、メモを取ったり、質問したりしながら、小平が勉学に励んだ木造平屋で6畳一間の勉強小屋や、父惣八(そうはち)が家業で作っていた鉛丹(えんたん)、小平が描いた母チヨの肖像画や木造瓦ぶき2階建ての母屋などを見て回った。

 黒田藍衣(くろだあい)さん(10)は「今の家の造りと似ているところや違うところが発見できて楽しかった。小平さんについて知らない人にも教えてあげたい」と話した。

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