ジョコビッチ、全豪100試合目を白星で飾る。快勝でベスト16入りも「まだベストのプレーができていない」[全豪オープン]

ジョコビッチ「まだベストのプレーができていない」

1月19日、「全豪オープン」男子シングルス3回戦が行われ、史上最多25度目のグランドスラム優勝を狙う第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)は、第30シードのトーマス・マルティン・エチェベリ(アルゼンチン/同30位)を6-3、6-3、7-6(2)で破り、4回戦進出を果たした。

同大会11度目の制覇、そしてマーガレット・コート氏を抜いて史上最多25度目のグランドスラム優勝を狙う36歳のジョコビッチ。今大会初戦で18歳のディノ・プリズミッチ(クロアチア/同178位)をセットカウント3-1で下すと、2回戦でもアレクセイ・ポピュリン(オーストラリア/同43位)にセットを失いながらもタフな戦いを制して3回戦進出を果たしている。

2019年から3連覇、新型コロナウイルスのワクチン問題で出場できなかった2022年を挟んで、昨年大会も制して10度目のタイトルを獲得し、マッチ30連勝中。シード勢との対戦が始まる3回戦の相手は、第30シードのエチェベリとなった。

試合序盤から激しいラリー戦が繰り広げられる中、ジョコビッチは自慢の鉄壁の守備を披露し、エチェベリの攻撃を巧みにかわすとともに、狭いコースへのショットで形勢を逆転。ストローク戦を支配し、1ブレークを生かして6-3で第1セットを奪った。

その後も盤石なプレーでエチェベリに隙を与えず。第2セットを6-3で取ると、第3セットもブレークこそできなかったものの、タイブレークを制して快勝。全豪オープン100試合目を白星で飾り、通算成績を92勝8敗とした。

1、2回戦よりはいいプレーができたとしながらも、「まだベストのプレーができていない」とし、「トーナメントが進むにつれて物事は進展していくと信じている。毎日が良くなることを願っているよ」と言い、まだまだ本来の実力を示すことができていないと語った。

ジョコビッチの4回戦の相手は、第20シードのアドリアン・マナリノ(フランス/同19位)と対戦。マナリノは3回戦で第16シードのベン・シェルトン(アメリカ/同16位)を4時間46分の熱戦の末に、7-6(4)、1-6、6-7(2)、6-3、6-4で破っている。

© 株式会社キャピタルスポーツ