男性全裸の神事、水着着用へ 三重・尾鷲神社「ヤーヤ祭り」

 三重県尾鷲市の尾鷲神社で毎年2月に行われる「ヤーヤ祭り」で、男性の参加者が全裸で海や川に飛び込む神事が今年から、水着などを着用して実施されることが20日、同神社の氏子総代会への取材で分かった。県警が、交流サイト(SNS)などで裸の画像が拡散され、犯罪の発生が予想されると指摘したことを受けた対応。

 ヤーヤ祭りは尾鷲神社の例祭で、大漁と豊作を願い、江戸時代から続けられてきたとされる。男性の参加者たちが全裸で海や川に飛び込んで身を清める「垢離掻き」という神事がある。

 昨年、県警から指摘を受け、氏子の代表者が協議し、全裸ではなく、水着やふんどしを着用する形に変更することを決めた。

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