【動画】からつ二十日恵比須祭 神酒振る舞い、商売繁盛祈願 唐津市

福笹を買い求める参拝客(右)=唐津市の二十日恵比須神社

 からつ二十日恵比須祭が19日、唐津神社境内の二十日恵比須神社で始まった。商売繁盛や家内安全、大漁豊作などのご利益を求め、多くの参拝客でにぎわいを見せている。20日は本恵比須がある。

 祭りは江戸時代の天保年間(1830~44年)に始まったとされ、唐津くんちの1番曳山やま「赤獅子」を持つ刀町が受け継いでいる。かつては町内で恵比須像を祭っていたが、1983年に社が建立され、翌84年から現在の形で開かれている。

 福引付きの福笹(ふくざさ)など縁起物を販売するほか、新型コロナの影響で昨年まで休止していたしょうが湯やお神酒の振る舞いで、参拝客をもてなす。正幹事の村井俊之さん(62)は「おんじゃおんじゃや十日恵比須大祭がなかった分、街おこしができれば」と話した。(松岡蒼大)

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