3歳児に絵本 親子で楽しんで 上峰町、0歳児に続き贈呈

5冊の絵本の中から読みたい1冊を選ぶ親子=上峰町民センター

 親子で本に親しみ読書の習慣を身に付けてもらおうと、上峰町は11日、町内の3歳児に絵本を贈った。子どもたちは笑顔で受け取り、「早く見たい」と声を弾ませた。

 2019年度に始めた0歳児向けのブックスタート事業に続くセカンドブック事業として実施する。「はらぺこあおむし」「ぐりとぐら」など5冊の絵本の中から好きな本を選んでもらい、同町出身の絵本作家出口かずみさんがデザインしたトートバッグと一緒にプレゼントしている。

 この日は町民センターで行われた3歳児検診に合わせ、約20人に絵本とバッグを渡した。「こんとあき」の絵本を選んだ山本怜旺ちゃんは「(表紙のイラストが)電車だったから選んだ。早く見てみたい」と笑みを浮かべた。今後は小学1年生を対象にしたサードブック事業も計画している。(井手一希)

© 株式会社佐賀新聞社