小学生が「昔遊び」を体験 地域の高齢者から教わり楽しい時間 20年以上続く交流活動/岡山・津山市

新野小学校=岡山県津山市=で19日、1、2年生計36人が市内に住む一人暮らしの高齢者たちが集まる「すみれ会」のメンバーらに教わりながら、古くから子どもたちの間で親しまれてきた「昔遊び」を体験した。

同校では20年以上前から市内や近隣に住むお年寄りたちと交流を深める活動を行っている。コロナ禍では手紙を送るなどしていた。校内で実施するのは約4年ぶり。

体育館に集まった1年生20人と2年生16人は、一人暮らしの高齢者たちが集う「すみれ会」のメンバーら計15人の前で「よろしくお願いします」とあいさつ。グループごとに分かれて、こま回しや竹馬、かるた、あやとり、まりつき、お手玉などをして楽しんだ。

このうちこま回しでは、こまが上手く回転するように、手順やコツを教わり、早速挑戦。「腰を低くして、腕を水平にふってこまを投げる」といった指導を受けながら上手に投げていた。

1年・武山香凛さん(7)は「おじいちゃんとおばあちゃんたちはみんな優しく、丁寧に教えてもらった。コマ回しやお手玉など上手にできたときはうれしかった」とにっこり。菊田登三子さん(91)=大岩=は「ひ孫と同じ年代の元気な子どもたちに会え、生き生きとした楽しい時間を過ごせた」と話していた。

こまの投げ方を教わる子どもたち

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