住宅被害3万戸超え 輪島で確認進む

地震で大きな被害を受けた珠洲市大谷町。住民がバスに乗り込み集団避難した=20日午前10時40分

 石川県の20日午後2時までの集計によると、住宅被害が3万1659戸と3万戸を超えた。これまで把握が進んでいなかった輪島市で870戸が確認されたほか、七尾市や羽咋市など8市町で調査が進み、前日から1774戸増えた。

 市町別では、七尾市8342戸、能登町5千戸、志賀町3443戸、金沢市3034戸、中能登町1818戸、羽咋市1578戸など。

 死者は232人で前日から変わっていない。内訳は珠洲市99人、輪島市98人、穴水町20人、能登町7人、七尾市5人、志賀町2人、羽咋市1人。負傷者数は珠洲市で104人、穴水町で3人増え、13市町で計1169人となった。

 連絡が取れない安否不明者は輪島市18人、珠洲市4人の計22人。

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