「幸せそうだし、それが私にとって一番大事」 ヘンダーソンの欧州復帰に恩師クロップが私見

[写真:Getty Images]

リバプールのユルゲン・クロップ監督がイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンのオランダ行きに私見を述べた。

昨夏にリバプールを離れ、スティーブン・ジェラード監督が率いるアル・イテファク入りのヘンダーソン。サウジアラビアでのキャリアを始めたばかりだったが、サウジ・プロ・リーグ8位に沈むチーム状況のほか、ライフスタイルなどにも馴染めず、この冬になって早くも退団の噂が浮上した。

高額なサラリーを放棄してでもヨーロッパ復帰を熱望したといわれる脱サウジアラアビアの動きはアル・イテファクと結ぶ3年契約を破棄してのアヤックス行きで決着。イギリス『スカイ・スポーツ』によると、リバプールの恩師であるクロップ監督はこう話している。

「彼のことを思うと嬉しいよ。幸せそうだし、それが私にとって一番大事だから。ストーリーは知らないが、周囲はこの移籍に批判的だ。人生というのは一度きりだし、決断をしないといけない。決断してから違うことだってある」

また、「(サウジアラビア行きの前、)彼と話をしたときは99%がフットボールのことだった」と振り返り、愛弟子の決断を支持した。

「(サウジアラビアでは)発展させるべきことが多かったが、(サウジアラビアにも)批判的ではなかった。だが、家族と一緒に戻った方がいいと思ったんだ。アヤックスはセンセーショナルなクラブだよ」

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