「本命は長野、対抗は岡山・鹿児島・兵庫・千葉か」 ~原晋氏が全国男子駅伝のレース展開を予想

21日広島で行われる、天皇盃 第29回全国男子駅伝を前に、青山学院大学陸上競技部長距離ブロック監督の原晋氏にRCCアナウンサー石橋真がレース展開を聞いた。

優勝候補筆頭は長野。
佐久長聖高の選手は先頭に出たら、そこからどんどん走ってくる。高校生区間を中心に強い選手がそろっている。

対抗馬となるのは岡山、鹿児島、兵庫、千葉。
岡山は中学生高校生の力がついているし、黒田朝日(青山学院大)もいる。鹿児島は1区と5区をしのげば3位は狙える。兵庫は折田(須磨学園高)が注目。千葉は鈴木(八千代松陰高)、篠原(駒沢大)ら実力ある選手が並ぶ。ラスト7区に良い流れでつなげば、伊豫田(富士通)がスパートをかけて優勝も視野に入ってくる。

入賞が有力なのは群馬、埼玉。
群馬は塩尻(富士通)、梶谷(SUBARU)など実業団勢が強い。高校生では東京農業大二高の選手は「駅伝力」を磨く練習を行っていて、タイムだけでは測れない力を持っている。
広島も入賞を狙いたい。
前回は「駅伝王国九州」から10位以内に入る県がなかったので、今年は名誉挽回で鹿児島、宮崎、福岡に期待したい。

4年ぶりの声出し応援となるが、ランナーは名前で応援されると力が出てくる。僕は昔、中国駅伝で調子が悪かったとき「こらー!!しっかり走れ!」と厳しい声援を受けましたけど。笑

レースの模様はTBSラジオ RCCラジオなど全国38局ネットで、昼0時15分から生中継される。

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