1月17日、ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Teamはドイツのベルリンで2024年のスーパーバイク世界選手権（WorldSBK）におけるチームプレゼンテーションを行い、BMW M1000RRのカラーリングを公開した。そのなかで、トプラク・ラズガットリオグルとマイケル・ファン・デル・マークが今季に向けた意気込みを語った。
Bonovo Action BMWとともに2チームでWorldSBKを戦うBMWは、ワークスのROKiT BMW Motorrad WorldSBK Teamにラズガットリオグルを新加入させ、ファン・デル・マークを継続起用する。2024年シーズンに使用するM1000RRのカラーリングに大きな変更はなく、ワークスは黒を基調に、赤と青のラインを施している。
次回のテストは、1月24～25日にスペインのヘレスで、2月にはオーストラリアのフィリップアイランドで予定されており、2月23～25日に開幕戦オーストラリアを迎えることになる。
BMWはFIM世界耐久選手権（EWC）とWorldSBKのテストライダーとしてシルバン・ギュントーリとブラッドリー・スミスを起用。開発体制も強化して、チャンピオンを狙っている。
ラズガットリオグルもマシンのポテンシャルを評価しているが、他のライダーと乗り方が違うことからセッティングをテストで進めたいようだ。また、ファン・デル・マークは骨盤、そして大腿骨の骨折を経験してから体調も戻り、新加入のラズガットリオグルとともに勝利を目指す。
■トプラク・ラズガットリオグル
「BMWモトラッドファミリーの一員になれることをとても嬉しく思う。月曜日にベルリンに到着して空港を出たとき、みんながトルコ語を話していて本当に驚いたよ。工場にもトルコ人の従業員がたくさんいた。これはとても嬉しい。全般的に、僕はとてもポジティブだよ」
「特に今日は人が多かったので、多くの人が僕のことを好きだということが分かった。たくさんのファンが僕に会いにここに来てくれたし、トルコ人もたくさんいて、そして彼らの多くは非常に遠くから来ていた。誰もがシーズンを待ち遠しく思っているし、それは僕にも当てはまる。今はシーズンに集中しているよ」
「みんなが僕を信じてくれていることに気づいたけど、僕自身がバイクを信じることが重要だ。BMWはチャンピオンシップを争う準備ができていないと多くの人が言うけど、僕のバイクは勝利とチャンピオンシップを目指して戦う準備ができていると信じている。ただ、僕のライディングスタイルは全く異なるため、セットアップが必要なんだ。それができれば、楽に勝利を目指して戦うことができる」
「今は来週のテストに集中している。僕にとっては本当に重要なテストになる。バイクに適応する必要があるし、今シーズンは表彰台と勝利を目指して戦えると信じている。わくわくしているよ。BMWと契約したけど、家族の一員でもある。これは今日改めて感じたし、素晴らしいね。100パーセント以上の力を出し、BMWで勝利できるよう努力する。みんな一生懸命頑張ってくれているので、僕にとっても大きなモチベーションになっている。この調子でいけば、世界選手権で優勝できるだろう」
■マイケル・ファン・デル・マーク
「シーズンを始めることができてうれしいし、ここベルリンに来られてうれしい。BMWが大企業であることは誰もが知っているけど、工場内の素晴らしいツアーに参加できた。本当に印象的だったと言わざるを得ない。レース用のエンジンを準備しているところを見られたのも素晴らしかったし、シーズンを始める準備ができている」
「もう一度テストに行くのが待ちきれない。体調は100パーセントだ。本当に速そうな新しいチームメイトができたので、とても楽しみにしている。僕は（骨折から復帰して）再び健康状態に戻り、バイクはますます良くなり、トプラクはプロジェクトをさらに推進しており、できるだけ早くレースに勝って表彰台に上りたいと思っている」
