悩めるスミス・ロウにウェストハム関心も…アーセナル残留が既定路線 「しなければならないのは出場時間を与えること」

スミス・ロウは後半戦もアーセナルでプレーか[写真:Getty Images]

アーセナルのU-21イングランド代表MFエミール・スミス・ロウ(23)の去就に注目が集まっている。イギリス『talkSPORT』が報じた。

アーセナルの生え抜き選手であり、背番号を「10」に変更した2021-22シーズンにはプレミアリーグで10ゴールを奪う活躍を見せたスミス・ロウ。しかし、昨シーズンは鼠径部のケガによる長期離脱が響き、ヒザの負傷があった今シーズンもここまで満足に出番を得られていない。

そんなスミス・ロウに対してはウェストハムが6カ月のレンタルに前向きとのこと。デイビッド・モイーズ監督はマンチェスター・シティのイングランド代表MFカルヴァン・フィリップス(28)に好意的で、こちらの獲得にも動いているようだが、幹部陣が納得していないことがスミス・ロウへの関心に繋がっているという。

一方、スミス・ロウは少なくとも夏まではアーセナルでレギュラーを争うことを希望。クラブ側もキープしたい意向だという。

20日のクリスタル・パレス戦を前にしたミケル・アルテタ監督もこの件に言及。スミス・ロウの残留希望を口にした。

「エミールには本当に満足している。彼は正しい軌道に乗っている。本当に(チームに)定着しているし、私が個々の状況について話すつもりがないのはご存知のはずだ」

「我々は彼がいてくれて本当に嬉しい。彼にはチャンスが必要だ。我々がしなければならないのは彼に出場時間を与えることだ」

ここまではプレミアリーグ6試合の出場で先発1試合にとどまっているスミス・ロウだが、アルテタ監督の言葉通りにいけば、定位置確保のチャンスが増えていきそうだ。

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