本日（20日）、TBSで放送されるオリジナルドラマ「Eye Love You」の制作発表会が都内で行われた。
本作は二階堂ふみが主演を務め、相手役に韓国でドラマ界のライジングスター（※次世代を担うスター）の1人と呼ばれ、人気沸騰中の俳優チェ・ジョンヒョプを迎えて送るファンタジック・ラブストーリーだ。目が合うと相手の心の声が聞こえてしまう“テレパス”の能力を持つ主人公・本宮侑里（二階堂ふみ）と、超ピュアな年下韓国人留学生ユン・テオ（チェ・ジョンヒョプ）の恋模様を愛とユーモアたっぷりのオリジナル脚本で描き出す。
この日の制作発表会には二階堂ふみ、チェ・ジョンヒョプ、中川大志、山下美月の4人が登壇した。
まず、4人はそれぞれ自己紹介とともに自身の役柄を説明。チェ・ジョンヒョプは「こんにちは、はじめまして。韓国から来たチェ・ジョンヒョプです。よろしくお願いします」と日本語でも挨拶を伝えた。
撮影の合間に韓国語の勉強をしているという二階堂ふみは、チェ・ジョンヒョプとの共演について「日本に来て、日本語でお芝居をされるという大変な撮影の中でも、常に明るく、作品のことを考えてくださっているので、面白い韓国語を覚えられたらいいなと思いました。覚えた『スルマシゴシプッタ（お酒が飲みたい）』という言葉を咄嗟に言ったら面白いかなと思い、そのようなコミュニケーションをとらせていただきながら、楽しく撮影しています」と明かした。
チェ・ジョンヒョプは役柄について「韓国人留学生として出演しているので、視聴者の皆さんに胸キュンポイントなどをたくさんお届けできればいいなと思っています」とし「でも、それが説得力ある形で演じられているのかは自信がないのですが、侑里さんの役に入り込んで観ていただけると、同じように感じていただけるのではないかと思います」と感想を述べた。
続けて「文化の違いなどがあるかもしれないですが、台本に書かれているような胸キュンポイントが、自分にとってファンタジーな部分もすごく多くて、それをよりリアルに、現実に溶け込ませた形で表現できればいいなと思っています。なので、事前に相談などをしないで、突然やってドキドキするという形で撮影しています」と、胸キュンシーンの撮影方法に言及した。
また、彼は制作発表会でMCを務め、ドラマにも出演するお笑い芸人のゴリけんから「撮影した時に僕の顔を見てずっと笑っていたのは何だったのか」と尋ねられ、「元々、笑い上戸で韓国でも先輩のことが大好きで、先輩が演技されているのを微笑みながら見てしまう部分があります」とし「韓国でも撮影時はそのような感じです。でも、どうしても言葉の壁があって伝わりにくい部分もあるんですが、ゴリけんさんの意気投合して演技している時の表情とかが楽しくて笑っただけです」と理由を明かした。
チェ・ジョンヒョプを“ヒョン（韓国語でお兄さんという意味）”と呼んでいるという中川大志は「（チェ・ジョンヒョプが）韓国語のワードをメモに書いて渡してくれて、これが何ていう意味なのか、スマホとかをなるべく使わずにその日の宿題として解読したりしています。僕からも日本語のワードを渡して、二階堂さんも含めて色々お勉強しています」と撮影時のエピソードを伝えた。また、現場は韓国語が話せるスタッフが何人かいるとし、よりスタッフ同士でもコミュニケーションを密にとっており、すごく温かいチームだと明かし、「ヒョンの人柄もあるし、愛のあるチームです」とチェ・ジョンヒョプを称賛した。
山下美月は「誰かがセリフを間違えても、『ケンチャナヨ（韓国語で大丈夫という意味）』『大丈夫だよ』という言葉が飛び交ってて、温かくて良い現場だなと思います」と撮影現場の雰囲気を述べた。チェ・ジョンヒョプについては「本読みの段階から日本語を話されていて、すごく努力しているんだなと、心から感動したのも覚えています」と語った。
この日、主人公・本宮侑里の目が合うと相手の心の声が聞こえてしまう“テレパス”の能力にちなんだクイズ企画も行われた。
二階堂ふみに関するクイズは「第1話での推しシーンは？」というもので、選択肢は「出会いのシーン」「シャボン玉のシーン」「チャプチェのシーン」の3つ。二階堂ふみの答えは「チャプチェのシーン」で、彼女は「このシーンはスタッフの方々とも『すごく不思議なシーンだよね』と話をしていて、2人の距離感などが個人的に心に残っています」と伝え、本編への期待を高めた。
MCから「料理するシーンが印象的だったが、普段はしているのか？」と聞かれたチェ・ジョンヒョプは「日本に来てカレーを作って食べました」とし「辛いものは食べられないので、優しい味のカレーを作りました」と笑顔を見せた。
チェ・ジョンヒョプに関するクイズは「日本で覚えた現場用語で1番のお気に入りはどれ？」というもので、選択肢は「巻いてます（時間が速く進んでいること）」「飯押し（食事を抜いて、次の撮影に行くため早めに帰れること）」「本番です」の3つ。正解発表の際、モニターに出された答えと、チェ・ジョンヒョプが会場で出した答えが異なるハプニングもあったが、彼は「本番です」が正解だとし、「リハーサルなどやテストを重ねてやっていくというよりも、『本番』と言われた時の緊張感でやるのが好きです」と明かした。また、「飯押し」という言葉は中川大志から伝授されたものだと伝えられ、会場は笑いに包まれた。
制作発表会の最後、二階堂ふみは視聴者に向けて「本当に心が温まるラブストーリーになっています。スタッフ、キャスト一堂、心をこめて大事に撮影している作品なので、皆さんの心を温かくする、愛される作品になるといいなと思っています。最後まで応援していただけたら、嬉しいです」と呼びかけた。
