関東甲信は警報級の大雪・大雨・暴風や高波のおそれ 積雪による路面凍結や荒天による交通障害などに警戒

 関東甲信では21日(日)にかけて、山沿いや山地を中心に大雪となる所がある見通し。積雪による交通障害や路面の凍結に注意・警戒が必要。また、関東の沿岸部と伊豆諸島では、21日(日)は大雨に注意・警戒し、21日(日)から22日(月)にかけて高波に警戒し、強風にも注意・警戒が必要だ。

 20日(土)から21日(日)にかけて、前線を伴った低気圧が本州の南岸を発達しながら東北東へ進み、21日(日)夜には関東の東海上に達する見通し。

大雪

 関東甲信では21日(日)にかけて、山沿いや山地を中心に大雪となる所があり、関東南部の平地でも積雪となる所がありそう。予想より気温が低くなり、降雪が強まった場合には、山沿いや山地を中心に警報級の大雪となるおそれがある。積雪による交通障害や路面の凍結に注意・警戒が必要。また、ビニールハウスなどの倒壊、架線や電線、樹木への着雪に注意したい。なだれにも注意が必要だ。

大雨

 関東の沿岸部と伊豆諸島では、21日(日)は低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所がある見通し。低気圧が予想より発達した場合や前線の活動が活発となった場合は、警報級の大雨となるおそれがある。大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要だ。

高波・強風

 関東では21日(日)から22日(月)にかけて海上を中心に非常に強い風や強い風が吹き、海は大しけとなる所がありそう。低気圧が予想よりも発達した場合は、暴風となるおそれがある。交通機関や船舶、沿岸の施設等は高波に警戒し、強風に注意・警戒したい。

予想される雪や雨の量、波の高さ、風速

■24時間の予想降雪量(多い所)
20日(土)午後6時~21日(日)午後6時まで
 関東北部の山地 50センチ
 関東北部の平地 25センチ
 箱根から多摩や秩父にかけて 20センチ
 関東南部の平地 2センチ
 甲信 30センチ

■21日(日)の1時間予想降水量(多い所)
 関東北部 40ミリ
 関東南部 40ミリ
 伊豆諸島 30ミリ

■24時間の予想降水量(多い所)
20日(土)午後6時~21日(日)午後6時まで
 関東北部 150ミリ
 関東南部 120ミリ
 伊豆諸島 120ミリ
 
■予想される波の高さ
21日(日)
 関東 7メートル うねりを伴う
 伊豆諸島 4メートル うねりを伴う

22日(月)
 関東 6メートル うねりを伴う
 伊豆諸島 4メートル うねりを伴う

■21日(日)に予想される最大瞬間風速
 関東の海上 35メートル
 伊豆諸島  25メートル
 関東の陸上 30メートル

© 株式会社ウェザーマップ