山梨県知事も不記載 二階派から1千万円超

 山梨県の長崎幸太郎知事は20日、同県富士吉田市の事務所で記者会見し、自身が代表を務める政治団体「日本金融経済研究フォーラム21」の2019~22年分の政治資金収支報告書で、所属する自民党二階派(志帥会)からの寄付金1182万円が不記載だったと明らかにした。派閥のパーティー券販売ノルマ超過分の一部。修正可能な20年以降分について訂正を済ませ、繰越金として計上した。

 長崎氏は元衆院議員で19年1月の知事選で初当選。派閥パーティーは同年5月に開かれた。派閥から、処理方針について未確定の状態で現金を受け取り、事務所の金庫で保管したままだった。

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