避難の車中でわいせつ疑い 19歳男逮捕

 能登半島地震の発生直後、輪島市内で駐車中の車に家族と避難していた10代女性の体を複数回、触ったなどとして、石川県警は20日、不同意わいせつの疑いで金沢市のアルバイト従業員の男(19)を逮捕した。県警によると、容疑を認めており、避難のために同乗させてもらっていたという。被害の激しかった奥能登で地震後の性犯罪が明らかになったのは初めて。

 逮捕容疑は、女性の家族の車に避難していた1~3日、女性の体を服の上から触るなどしてわいせつな行為をした疑い。

 県警によると、男は輪島市内で被災したとみられる。被害者らと面識はなく、一緒に車中泊をしていた。県警は詳しい経緯や輪島市にいた目的を調べている。被害者の家族が県警に相談して発覚した。

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