ピオリ采配的中、途中出場ヨビッチ&オカフォー弾でミランがシーソーゲームを制して4連勝【セリエA】

[写真:Getty Images]

ミランは20日、セリエA第21節でウディネーゼとのアウェイ戦に臨み、3-2で競り勝った。

前節ローマを下して3連勝とした3位ミラン(勝ち点42)は、ローマ戦同様のスタメンで臨んだ。

16位ウディネーゼ(勝ち点18)に対し、[4-2-3-1]で臨んだミランが立ち上がりからボールを握ると、15分に好機。ボックス左でレオンのパスを引き出したジルーがオンターゲットのシュート。しかしGKオコイェにセーブされた。

その後もミランがボールを持つと、32分に押し切る。遅攻の流れから左サイドを上がったテオ・エルナンデスのクロスをジルーがスルー。後方のロフタス=チークがダイレクトで流し込んだ。

先制後、GKメニャンへの人種差別的なチャントがあったようで8分ほど中断となった中、ハーフタイムにかけてもミランが試合をコントロールしていたが、42分に追いつかれる。サマルジッチに中央を突破され、ミドルシュートを叩き込まれた。

1-1で迎えた後半、ミランが引き続き敵陣でのプレーを続けると、59分にジルーのヘディングシュートがオンターゲットを記録。

しかし62分にパイエロにGKメニャン強襲のシュートを打たれた流れから二次攻撃を受けると、ボックス右をトヴァンに突破されシュートを突きさされた。

逆転されたミランはオカフォー、ヨビッチを投入し、ジルー、レオンを含め4トップとすると83分に追いつく。テオ・エルナンデスがボックス左ポケットを突いたプレーからクロスを送ると、ジルーがシュート。GKにセーブされたボールがバーを叩くもこぼれ球をヨビッチが頭でねじ込んだ。

そして追加タイム3分、ミランに劇的勝ち越し弾。右CKをジルーがヘッドで落とし、ゴールエリア左のオカフォーが蹴り込んだ。

一時逆転を許す展開とされながらも途中出場2選手の活躍で勝利をもぎ取り、連勝を4に伸ばしている。

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