一関にIT人材の育成拠点 複合学習スクール「PLOT」、2月1日開校

パソコンが並ぶ中高生向けの自習室

 金属加工業の長島製作所(一関市、新宮由紀子社長)など3社が同市樋渡に整備を進めていた複合学習スクール「PLOT(プロット)」が完成した。子どもと社会人にプログラミングやウェブデザインを教えるほか、英語など5教科の講座も用意。来月1日に開校し、IT人材の育成拠点として若者の地元定着や地域の活性化につなげる。

 竣工(しゅんこう)式は19日に現地で行われ、プログラミング講座のカリキュラムを監修した情報通信業のネクストレボリューション(八幡平市)と興縁(きょうえん)(盛岡市)の関係者ら約60人が出席。施設を運営する長島製作所の新宮社長は「ものづくりでもサービス業でも人材育成は必須であり、社会貢献として教育の場を提供したい」とあいさつした。

 講座の定員は1回につき最大15人。いずれも有料でプログラミングは小学生向けの週1回の講座が月額8580円。

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