茨城県常陸太田市日中友好協会(中原一博会長)は20日、同市中城町の市生涯学習センターで新春交流の集いを開き、市内在住の中国人など海外出身者との友好交流を図った。中国から取り寄せた正月飾りに彩られた会場で、参加者は水餃子の手作り体験や中国舞踊の演舞などを楽しんだ。
集いはコロナ禍の影響で4年ぶり。約40人が参加した。中原会長は「中国の正月行事に触れてもらおうと企画した。新春の雰囲気を味わってほしい」とあいさつ。来賓の宮田達夫市長や西野一県議会副議長、藤田謙二市議会議長も祝辞を述べた。
会場では、同市で生まれたダンス「久自楽(くじら)舞(まい)」を地元高校生らが披露。福島県在住の中国出身者らでつくる「つばさ~日中ハーフ支援会」メンバーが駆け付け、中国東北地方の伝統舞踊を演舞。出席者も赤色の布を借りて腰に巻き、一緒に踊りを楽しんだ。